
リサイクルポリエステル
使用済みペットボトルやものづくりの過程で
出てしまう廃材、役目を終えた繊維製品などを
原料に、
アップサイクルによって再生された
ポリエステル糸を使用しています。
ポリエステルの原料は本来、限りある石油資源。
新たな資源の消費を抑え、
廃棄物を減らすことで、
環境負荷の軽減と豊かな未来の実現のために生まれました。

リサイクルポリエステルとは?
「中古なのに新品より高いのはなぜ?」
「リユースとどう違うの?」
そんなご質問をいただくことも多いのが、
リサイクルポリエステルです。
ポリエステル繊維は、実はプラスチック製品や
レジ袋と同じく、石油を原料に作られていることを
ご存じでしょうか?
ゴミとして捨てられてしまえば、
自然に還ることはなく、やがては海を漂う
マイクロプラスチックや漂流ゴミになってしまいます。
焼却処分は可能ですが、その際に発生するCO2は地球温暖化を進めてしまう原因にもなります。
そんな課題を解決するために、使い終わった
ペットボトルや繊維くずなどを回収し、
洗浄・分別・粉砕・再溶解といった複数の工程を
経て、もう一度ポリエステル繊維として
生まれ変わらせる。それがリサイクルポリエステルです。
多くの手間とコストがかかるため、価格が高くなることもあります。
ですが、それは未来の自然や資源を守るために必要なプロセスなのです。
どうやってアップサイクルするの?
リサイクルポリエステル繊維の製法は、
主に2通りの技術に分かれます。
製品として必要な強度や品質を確保するため、
廃棄物の種類や状態に応じて最適な加工技術が
世界各国で研究され、
実用化されてきました。
現在では、こうしたリサイクル技術と設備が
広く普及し、
リサイクルポリエステル繊維の安定的な生産が行われています。

ペットボトルが原料のマテリアルリサイクル。
使用済みのペットボトルを回収し、粉砕・再加工して糸に再生する「マテリアルリサイクル」。 特殊な加工を経て新たな繊維素材として生まれ変わります。 一度役目を終えた身近な資源が再び製品として手元に戻って来る。そんなサーキュラーエコノミー(循環型経済)を実現する技術です。

繊維ゴミを新たな繊維に。ケミカルリサイクル
役目を終えた衣類などの繊維ごみを回収し、化学的に分解・再構築して新たな糸に再生する「ケミカルリサイクル」。
マテリアルリサイクルとは異なり、より高度な加工によって高品質な繊維素材として再生が可能です。
サンウェルのリサイクルポリエステル糸の透明性について
ご紹介している商品はファブリック内に20%以上
リサイクル原料を使用しております。
(※一部ブランディング商品は10%以上)
50%以上のリサイクル原料を使用したテキスタイルの商品化も積極的に進めており、
証明書のご用意も可能です。詳しくは弊社営業担当までお気軽にお問合せください。
メーカーブランディング原料から、自社開発品のものまで幅広く取りそろえ、
様々な国の廃棄物が利用されたポリエステル繊維を採用しております。
繊維卸会社として品質を重視した原料調達を行うとともに、
世界的な廃棄物問題の解決に少しでも貢献したいという想いから、
特に使用頻度の高いポリエステル素材においては、機能性やデザイン性、
汎用性にこだわった開発を進めています。多くのお客様に手に取っていただくことで、
環境配慮がもっと身近に感じられる未来を、ともに育んでいけることを願っております。
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